フォントサービス比較|Google Fonts・Adobe Fonts・モリサワ
同じ書体名を使っていても、Webに埋め込む場合と画像にして納める場合では権利処理が違う。Google Fonts、Ado…
text: HYPE編集部
Webデザイナーの記事一覧へ同じ書体名を使っていても、Webに埋め込む場合と画像にして納める場合では権利処理が違う。Google Fonts、Adobe Fonts、モリサワを比較するなら、価格より先にフォントの利用許諾と引継ぎ時の扱いを理解しておきたい。
Google Fonts|オープンライセンスを確認
Google Fontsはオープンソースフォントを探せるカタログで、Web制作に利用できる書体を数多く公開している。無料という説明だけで全書体を同一条件とせず、個別のライセンスも確認して使用する。 作画の道具としては、イラスト・マンガ制作ソフト CLIP STUDIO PAINTも定番です。
Adobe Fonts|制作アカウントとの関係を整理

Adobe FontsはAdobeの制作製品と連携する書体サービス。制作途中のデザインファイルを引き継ぐ場合、顧客も利用権限を持つかを確認したい。サイト埋込みとデスクトップ利用で条件が異なる可能性を意識する。
モリサワ|日本語書体の品質と契約
モリサワは日本語書体に強みを持ち、書体や用途に応じたライセンス体系を案内している。日本語の読みやすさが重要な商業制作では有力だが、使用する端末やファイルの受渡し方を契約条件に照らす必要がある。
フォント名でなく使用許諾を確認
フォントを商用サイトに使う場合、表示される文字が使えることとフォントファイルを第三者へ配布できることは別だ。書体ごとのライセンスを読み、ロゴ、Web埋込み、PDF配布、アプリへの組込みの範囲を区別する。似ている書体だから同じ条件とは考えない。
フォントファイルを顧客へ渡す権利があるかを確認する。画像やPDFの利用が許されていても、元のファイルを配布する条件は別になる場合がある。
制作の初稿で気に入った書体があっても、顧客が別の制作会社へ渡せるとは限らない。フォントファイル自体のコピーと、指定書体を使った画像の納品は権利上の扱いが異なるためだ。書体名、提供元、適用したライセンス、使用場所を設計書へ記し、顧客へ元データを渡す範囲を確認する。ライセンスを後から買い直す費用も見積へ含める場合がある。
Web埋込みと画像化は用途が違う

Webフォントは読み込み方式や契約の種類によって実装手順が異なる。画像として書き出す場合はフォント自体を閲覧者へ配信しないが、制作元データを顧客へ渡すときには別の確認が必要になる。Adobe Fontsなどアカウント契約に紐づくサービスでは、制作終了後の公開継続条件を確認したい。
Web埋込み用の設定が、契約者のアカウントに紐づく場合は注意する。契約が終了したときもサイトの表示を維持できるかを確かめる。 体系立てて学びたい場合は、Webスキルを学ぶオンラインスクール デイトラのようなオンラインスクールも選択肢になります。
日本語の太さと文字数を検証
日本語フォントでは、数字や英字だけでなく漢字やかなのバランスが完成度に影響する。実際の見出しと長い本文を並べ、太さ、行間、約物の見え方を比較する。字体がカバーされない文字がある場合、代替書体へ切り替わることも想定してテストする。
日本語の漢字や約物が欠ける場合、代替書体に切り替わって意図したデザインが崩れる。実際の文章と複数画面幅で確認する。
企業サイトの日本語見出しを設定するとき、フォントに含まれない文字が一部だけ別書体へ置き換わることがある。難しい漢字、数字、括弧、英語の略語を実際の原稿で確認したい。画面幅が小さい端末では字幅の違いによって改行位置が変わるため、同じデザインカンプだけで検収しない。表示速度を守るために必要な書体の太さを絞ることも考える。
読み込み速度への影響
複数の大きなフォントファイルを同時に読み込めば、ページの表示に影響する場合がある。必要なウェイトだけを使う、遅延による文字の入替えを確認するなど、閲覧体験を含めて調整する。可読性と表示速度のバランスは、実機で測って説明する。
必要な太さをすべて読み込ませると、表示が重くなる可能性がある。制作上必要なウェイトだけ選び、表示速度とのバランスを見たい。
顧客に編集ファイルを渡す条件
編集可能なデータを納品すると、顧客側でも同じフォントを入手する必要がある場合がある。ライセンスを持たない相手にフォントファイルを無断で渡すのではなく、契約方法や代替フォントを案内する。画像化した納品物と編集用データでは確認項目を分ける。
編集可能な原稿を納品する場合、顧客側に同じ書体の利用権が必要になることがある。契約方法と代替案を引渡し資料に記す。
ブランドガイドに指定された書体がWebで使えない場合、無理に画像化してすべての本文を固定すると検索や閲覧性を損ねることがある。見出しだけ画像にし本文は代替フォントにするなど、用途別の折衷案を提示できる。選定の理由を顧客へ説明し、デザインと実装の両方で破綻しないようにする。
ブランド書体と代替フォント
ブランドガイドに特定書体が指定されていても、Web環境で再現できないことがある。代替フォントを選ぶときは字幅や印象だけでなく、権利とデバイス対応を含めて検証する。ロゴは固定画像、本文は読みやすいWebフォントという設計も選択肢になる。
ブランドの指定書体を使えない環境でも、見やすさを損なわない代替を決める。意匠の再現だけでなく端末対応も合わせて検証する。 学んだことを仕事につなげる入口として、スキルマーケット ココナラで小さな案件から始める方法もあります。
判断に使う比較表
| 実名の候補 | サービスの特徴 | 実務での選択理由 |
|---|---|---|
| Google Fonts | Google Fontsはオープンソースフォントを探せるカタログで、Web制作に利用できる書体を数多く公開している | 無料という説明だけで全書体を同一条件とせず、個別のライセンスも確認して使用する。 |
| Adobe Fonts | Adobe FontsはAdobeの制作製品と連携する書体サービス | 制作途中のデザインファイルを引き継ぐ場合、顧客も利用権限を持つかを確認したい。 |
| モリサワ | モリサワは日本語書体に強みを持ち、書体や用途に応じたライセンス体系を案内している | 日本語の読みやすさが重要な商業制作では有力だが、使用する端末やファイルの受渡し方を契約条件に照らす必要がある。 |
現場で試すための補足
ブランドの文字表現を安定させるには、書体選定と利用条件をセットで納めることが大切だ。顧客が制作会社を変更しても同じように表示できるかを考え、代替書体を含む簡単なデザイン仕様書を渡す。フォントの契約確認も制作の専門業務として適切に見積もりたい。
企業のWebサイトで使うフォントは、見た目が近いだけでは同じものとして扱えない。日本語の漢字を含む書体の範囲、Webで読み込む権利、編集可能なファイルを顧客へ渡せるかなど、複数の条件を考える必要がある。最初にブランド側の指定書体があるか聞き、利用範囲と費用を整理する。
Google Fontsはオープンソースの書体を探す入口となる。Adobe Fontsは制作環境との連携に利点があり、モリサワは日本語書体の品質を重視する場面で候補になる。個別の書体には別の使用条件がある可能性があるため、「サービス名で契約したからすべて再配布できる」とは考えない。
納品時には、サイトで使用した書体名、ライセンスの出典、代替フォントの候補、顧客が編集する際の注意点を短い資料へまとめたい。制作会社のアカウントが停止しても顧客のサイトが読めるか、設定を保守できるかを確かめる。この引継ぎ工程は、デザイン品質を維持するための正当な業務になる。
使用するフォントを決めたら、実際のサイトへ組み込む前に長文で読みやすさを確かめたい。見出しでは美しくても本文では読みにくい書体もあり、数字と日本語の組合せによって行間が変わることもある。書体の利用契約が切れた場合に代替する候補を選んでおけば、継続公開の不安を減らせる。デザインの納品資料には、使った書体の入手元と用途別の注意点を添える。
出典
– Google Fonts 公式情報– Adobe Fonts 公式情報– モリサワ 公式情報
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