展示会・交流会での自己紹介と売り方のコツ
名刺を配った枚数は、次の仕事につながった人数ではありません。 展示会や交流会で成果を出すには、会場で売り切ることより、相…
text: HYPE編集部
SNS運用の記事一覧へ名刺を配った枚数は、次の仕事につながった人数ではありません。
展示会や交流会で成果を出すには、会場で売り切ることより、相手が話した課題を理解し、次に連絡してよい理由を作ることが重要です。筆者は、自己紹介を肩書きの読み上げではなく、相手が相談できる内容を伝える短い案内だと考えています。
自己紹介は相手の困りごとから始める

「動画を作っています」「デザインをしています」だけでは、相手は何を頼めるかを想像しづらい場合があります。職種の後に、誰のどんな課題を手伝っているかを続けます。「採用情報を見ても仕事の雰囲気が伝わりにくい企業向けに、社員インタビュー動画を作っています」のように、相手が状況を思い浮かべられる言葉を選びます。
自己紹介の長さを決めるときは、最初から実績や経歴をすべて入れないでください。相手の反応を待ち、質問があれば事例や進め方を説明します。自分が話す時間を延ばすより、「いま、どんな制作や発信に困っていますか」と聞くほうが、商談につながる情報を得られます。
作品の提示も、ポートフォリオを一方的に見せるのではなく、相手の関心に合う一例を選びます。公開許可のない作品や顧客名を無断で話さない。守秘義務がある場合は、業種や課題を一般化し、特定できる情報を避けます。成果を誇張せず、担当範囲と確認できる結果を分けて説明します。
イベントの参加・主催方法を比較する
小規模の勉強会や相談会を自分で開くなら、申込受付サービスの手数料と運営条件を確認します。Peatixの主催者ヘルプでは、日本の有料チケット販売手数料はチケット1枚あたり販売価格の4.9%+99円と案内されています。Doorkeeperの公式ヘルプでは、前払いイベントはチケット1枚あたり99円+2.5%、会場払いではチケット販売による利用手数料が発生しないと説明されています。無料イベントの掲載条件、決済、返金、振込の扱いも含め、開催前に現行ページを確認してください。
二つのサービスは、単純に料率だけで優劣をつけられません。オンラインか会場か、事前決済を使うか、継続コミュニティを運営するかで選択が変わります。Peatixはイベントページ作成から受付までの手順を案内し、Doorkeeperは無料・会場払い・前払いの開催形式を区別しています。どのプラットフォームでも、参加者の連絡先利用目的、イベント規約、キャンセル条件を確認してから登録します。
主催ではなく参加だけをする場合も、参加費、移動、準備時間を営業コストとして考えます。出展料がある展示会では、出展に必要な料金やブース条件を主催者の公式案内で確認します。会場に行くこと自体を受注保証と捉えず、会いたい相手と確認したいテーマを先に決めます。
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当日までに準備するもの

第一に、対象を決めます。見込み顧客の業種や立場を一つに絞り、話したい相手がいそうな展示会・交流会を選びます。第二に、自己紹介の一文と、相手に聞く質問を準備します。第三に、持ち帰ってもらう情報を一つにします。名刺だけでなく、作品集や事例ページの短いURLを用意すると、後から相手が内容を見返せます。
会場では、相手の話を遮らず、課題、関係者、時期、決定方法を聞きます。予算を急いで聞くより、依頼を検討している背景や今の進め方を理解します。すぐに提案できない場合は、持ち帰って調べると伝え、回答期限を決めます。曖昧な約束は期待を誤らせるため、対応できることとできないことを分けます。
名刺を受け取った相手に、連絡先を登録してよいか確認します。名刺交換は、ニュースレター登録や広告配信への同意を自動的に意味するものではありません。個人情報保護委員会のガイドラインを参照し、取得した情報の利用目的を説明したうえで、約束した連絡だけを行います。
イベント後の相談を受ける入口として、スキルマーケットのプロフィールも整えておきましょう。→ スキルマーケット ココナラ
後日の連絡で信頼を積む
イベント後は、会話の記憶が薄れる前に、相手の名前、話した課題、次に送る情報、連絡許可の有無を記録します。お礼の連絡では、会話の具体的な内容を一つ触れ、約束した資料や回答を添えます。すぐに提案を売り込むのではなく、相手が話した関心に沿った情報を渡します。
返事がない場合に、連投を重ねる必要はありません。相手にとって急ぎでない可能性や、連絡を望んでいない可能性があります。イベントで次の連絡を約束したか、相手が受け取ると合意した情報かを確認し、必要な連絡だけにとどめます。
成果の評価は受注だけに限定しません。課題の理解、対象顧客の発見、紹介先の獲得、発信テーマの発見も、次の営業を改善する材料です。ただし、名刺枚数や会話人数を受注見込みとして数えないこと。実際に相談や提案へ進んだ数と、そこから分かったことを分けて記録します。
自己紹介の文面は、イベントの種類に合わせて調整できます。展示会で商品を探している担当者には、具体的な制作メニューを伝える。交流会でまだ課題が固まっていない人には、よく相談されるテーマを伝える。相手に合わせた一文を用意しても、演じる必要はありません。自分が提供できることを分かりやすく言い換えるのが目的です。
名刺交換で得た連絡先への後日連絡は、取得した目的に沿って扱うのが前提になります。個人情報保護委員会の「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」では、個人情報の利用目的や管理の考え方が示されています。
交流の場を仕事に結びつける
イベントを営業活動の一部にするには、参加前の目的、当日の会話、後日の連絡を一続きに設計します。参加したイベント名と費用だけでなく、誰と何を話し、次にどの行動をしたかを記録します。複数のイベントを比べれば、自分の顧客に会いやすい場所を、体感でなく実績から選べるようになります。
筆者は、次回の参加前に「会いたい相手」「聞きたいこと」「渡す情報」「終了後にする連絡」を一枚に書くことを勧めます。目的が決まれば、会場で話しかける相手も、話を切り上げるタイミングも判断しやすくなります。売上につながるかどうかを急いで決めず、相手の課題を理解し、約束したことを守る。その積み重ねが、次の相談を生みます。
イベントの選び方や、自社の制作メニューの伝え方に迷ったら、HYPEへご相談ください。
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出典
– Peatix「利用料金・手数料」 (確認日:2026-11-06)- Doorkeeper「開催できるイベントの種類」 (確認日:2026-11-06)- 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」 (確認日:2026-11-06)
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