デザインの提案を3案出す意味|案の数を決める考え方
提案数が多いほど良いとは限らず、検討軸が増えすぎると意思決定が遅れることがある。比較できる選択肢を作り、修正コストと顧客…
text: HYPE編集部
Webデザイナーの記事一覧へ提案数が多いほど良いとは限らず、検討軸が増えすぎると意思決定が遅れることがある。比較できる選択肢を作り、修正コストと顧客の迷いを抑える。三案作ること自体を成果とせず、何を比べるのかを先に決める。たとえば信頼感、読みやすさ、申込への誘導を比較するなら、各案に異なる狙いを持たせる必要がある。
案の数より比較軸を先に決める
見た目の違いでなく、信頼感、親しみ、情報量など事業の狙いを軸にする。
三案作ること自体を成果とせず、何を比べるのかを先に決める。
一案でよい仕事を見極める

既存ブランドのルールが固まり、検証済みの表現がある場合は一本の改善案が適することもある。
既存ブランドの規定が厳しい案件では、一案を検証して修正する方が適切なこともある。完成形が決まっているのに配色だけ変えた案を増やすと、選定に時間だけがかかる。
情報の優先順位を変えた案を作る演習なら、案の違いを説明しやすい。体系立てて学びたい場合は、Webスキルを学ぶオンラインスクール デイトラのようなオンラインスクールも選択肢になります。
複数案の意味を作る
対象者や利用場面が異なる案を用意し、同じ案の色違いだけで数を増やさない。
複数案を出すなら、情報量を絞った案、商品の使用場面を見せる案、検索意図に直接答える案など、訴求軸の差を作る。単に色や写真を交換した案を三つ並べない。
複数案の差を色使いで示す場合は、単に好みの色へ置き換えるのではなく、読み手に与える印象や使用場面の違いを説明できるようにします。MDN「CSS の色」で色の指定方法を確認し、案ごとの値を比較表とそろえます。
比較表を添える
各案の狙い、強み、注意点、制作負担を同じ項目で説明する。
比較表には「狙う利用者」「伝える情報」「判断の根拠」「実装上の制約」を入れる。デザイン案だけ見せるより、決裁者が事業上の理由で選択できる資料にする。
顧客の決裁者を確認する

現場と経営層で評価基準が違うことがあるため、誰が最終決定するかを先に聞く。
担当者の好みと決裁者の判断基準が異なる場合がある。初回に誰が承認するかを確認し、提案会には最終的な利用目的を説明できる担当者が参加するよう調整する。
比較軸を言葉にする提案課題は、顧客との合意形成を練習できる。体系立てて学びたい場合は、Webスキルを学ぶオンラインスクール デイトラのようなオンラインスクールも選択肢になります。
修正と追加案を区別する
採用案の調整は修正、新しい方向性を作る作業は追加提案として契約で区別する。
既存案の文字調整は修正、新しい訴求軸から作り直すなら追加案と分ける。提案数と修正回数を契約で定義し、別目的のページ制作を元の見積へ自動的に含めない。
検証できる提案にする
実際の画面サイズや使用媒体に当てはめ、好みだけの議論から離れる。
購入導線を比較するなら、思いつきの好みだけで決めず、評価する画面幅と読者の行動を揃える。公開後に検証できる要素を案ごとに記録し、選定理由を残す。
修正と追加提案を切り分けるケース課題なら、見積対応に活かせる。作画の道具としては、イラスト・マンガ制作ソフト CLIP STUDIO PAINTも定番です。
提案が検証可能になるよう、見た目の感想だけでなく、表示や操作の条件も評価項目に入れます。W3C「Web Content Accessibility Guidelines」を一次情報として参照し、文字の読みやすさなど、後から確認できる観点で案を比べます。
納品後の学びを残す
採用理由と不採用理由を記録し、次の初回提案の精度を上げる。
採用案だけでなく不採用案の理由も残す。次の依頼時に「前回はなぜ情報量を抑えたか」を確認でき、担当者が替わっても判断を引き継ぎやすくなる。
比較表で判断する
| 比較項目 | 1案 | 3案 |
|---|---|---|
| 向いている状況 | 既存方針が明確 | 方向性の比較が必要 |
| 顧客の負担 | 比較時間は少なめ | 評価軸の説明が必要 |
| 制作側の注意 | 検証資料を厚くする | 追加制作費を織り込む |
比較表では、各案の価格や効果について、根拠のない優劣や断定的な表現を持ち込まないことが大切です。表示に関する公的情報である消費者庁「表示対策」も確認し、確認できた事実と提案者の判断を分けて書きます。
自分の仕事と売上にどうつなげるか
三案作ること自体を成果とせず、何を比べるのかを先に決める。 採用案だけでなく不採用案の理由も残す。
店舗サイトのトップページ提案で三案を出すなら、一案は商品理解、一案は来店導線、一案は信頼材料を中心に据える方法がある。どれも同じ素材の配置換えにすると比較の意味が薄い。顧客の目的を確認し、評価軸を先に合意してから提案する。採用案が決まったあと別の訴求軸を作る依頼は、元の修正範囲と区別して見積もると制作負荷を把握しやすい。
実際に案件へ組み込む場合の確認メモは次のようにまとめられる。
- 案の数より比較軸を先に決める:三案作ること自体を成果とせず、何を比べるのかを先に決める。
- 複数案の意味を作る:複数案を出すなら、情報量を絞った案、商品の使用場面を見せる案、検索意図に直接答える案など、訴求軸の差を作る。
- 比較表を添える:比較表には「狙う利用者」「伝える情報」「判断の根拠」「実装上の制約」を入れる。
- 顧客の決裁者を確認する:担当者の好みと決裁者の判断基準が異なる場合がある。
- 修正と追加案を区別する:既存案の文字調整は修正、新しい訴求軸から作り直すなら追加案と分ける。
- 納品後の学びを残す:採用案だけでなく不採用案の理由も残す。
出典
CTA
仕事の取り方や単価の決め方で迷ったら、HYPEへご相談ください。→ お問い合わせはこちら
※本記事にはプロモーションを含みます。
合わせて読みたい
つくる人の仕事のヒントを、週1で
新しい記事と、学び・案件のヒントをメールでお届けします。
RECOMMEND
注目のコンテンツ