クリエイターのプロフィール文の書き方|型と例文の作り方
プロフィール文は、SNSや制作者のページで、最初に読まれる文章です。にもかかわらず、経歴の羅列や、「頑張ります」「よろし…
text: HYPE編集部
Webデザイナーの記事一覧へプロフィール文は、SNSや制作者のページで、最初に読まれる文章です。にもかかわらず、経歴の羅列や、「頑張ります」「よろしくお願いします」で終わっている人は少なくありません。見る人が知りたいのは、「この人は、自分の何を解決してくれるのか」です。この記事では、クリエイターのプロフィール文を、型に沿って書く方法と、例文の作り方を整理します。はてなブログでは、書き出しの考え方を別の角度から紹介しています。
プロフィールは、入口の案内
プロフィール文を、「自分のことを知ってもらう文章」と考えると、経歴や好きなものを並べたくなります。しかし、仕事を探している人にとっては、あなたの人生よりも、「頼んだらどうなるか」のほうが重要です。
プロフィール文は、見る人が「この人に相談してよさそうだ」と判断するための、入口の案内です。入口が分かりやすければ、作品やポートフォリオまで進んでもらえます。入口が分かりにくければ、作品を見てもらう前に離れてしまいます。
入口に何を出すかは、情報の公開範囲の判断でもあります。連絡先などの個人情報をどこまで載せるかは、個人情報保護委員会の法制度の案内が取り扱いの基本を示しており、仕事用の連絡先と私的な情報を分けて書く際の参考になります。
基本の型は、5つの要素
プロフィール文は、次の5つの要素で組み立てると、読みやすくなります。
- 誰の、何を解決する人か(1行目)
- 得意な分野と、対応できる範囲
- 根拠(経験や実績の要約)
- 人柄や大切にしていること(1文)
- 依頼の方法(連絡先、受付状況)
特に重要なのは、1つ目です。ここで「自分の悩みを解決してくれる人だ」と思ってもらえれば、続きを読んでもらえます。残りの要素は、1つ目を裏付けるための材料です。営業の最初の一歩としても、この1文は重要です。
型に当てはめると
次は、型に当てはめた例文です。架空の人物の例ですので、ご自身の内容に置き換えてください。
「飲食店や小さなお店の紹介動画を、撮影から編集まで一人で担当する動画クリエイターです。お店の雰囲気が伝わる、短くて見やすい動画を得意としています。これまで、店舗紹介や商品紹介の動画を中心に制作してきました。お店の方の話を丁寧に聞くことを大切にしています。ご相談は、下のリンクからお気軽にどうぞ。」
この例では、1行目で「誰の(飲食店や小さなお店の)」「何を(紹介動画を)」「どうやって(撮影から編集まで一人で)」が分かります。2文目以降は、得意分野、根拠、人柄、依頼方法の順に並んでいます。

1行目は、肩書きより悩みの言葉
1行目に「動画クリエイターです」とだけ書くと、見る人は、頼む場面を想像できません。肩書きは入口の看板にすぎず、中身を伝えるには、相手の悩みの言葉が必要です。
たとえば、「集客に使える動画を作ります」「採用の応募につながる動画を作ります」のように、相手の目的が見える書き方にします。迷ったときは、「お客様は、依頼の前に、どんな言葉で検索するか」を想像してみてください。その言葉を、1行目に入れるのがコツです。
実績と経歴の、書き方
経歴を、すべて並べる必要はありません。狙いたい仕事に関係のあるものを選び、要約します。たとえば「店舗紹介動画の制作に携わってきました」のように、分野と内容をまとめて書くと、読みやすくなります。
実績に数字がある場合は、書いて構いません。ただし、守秘義務のある案件や、公開が許可されていない案件は、書き方に注意が必要です。業種と内容だけを書く、許可をもらってから載せる、といった配慮をしましょう。実績の見せ方の型は、別の記事で詳しく整理します。
実績の書き方では、数字や肩書きを盛らないことも型の一部です。サービスや実績の表示については、消費者庁の景品表示法の解説が不当表示の考え方を示しており、確認できる事実だけを書く姿勢が、プロフィールの信頼を支えます。
媒体に合わせて、長さを変える
プロフィール文は、載せる場所によって、適した長さが違います。
- SNS:短く。1行目と、固定の投稿やリンクへの案内に絞る
- 制作者のページやポートフォリオ:5つの要素をそろえた、やや長めの文章にする
- クラウドソーシング:応募の条件や、対応可能な時間帯も加える
同じ内容を使い回す場合でも、場所ごとに、最初の1文が切れても意味が通じるようにしておくと便利です。クラウドソーシングでの見せ方は、別の記事で詳しく紹介しています。 クラウドソーシングで仕事を受けたい場合は、ココナラも参考になります。
媒体に合わせて変える前提として、載せる先の仕組みを押さえておきます。スキルを出品する形式のサービスについては、ココナラの公式サイトがサービスの使い方を案内しており、短い紹介文で何を先に見せるかを考える材料になります。
よくある、つまずき
プロフィール文の失敗は、次のようなパターンです。
- 「何でもできます」と書いてしまい、得意分野が伝わらない
- 謙遜しすぎて、頼む理由が見えない
- 長すぎて、最後まで読まれない
- 経歴の羅列だけで、依頼のイメージが湧かない
特に「何でもできます」は、一見、幅広く頼まれそうに見えますが、実際には「何が得意なのか」が伝わらず、選ばれにくくなります。まずは、いま最も受けたい仕事に絞って書いてみてください。見せ方の考え方は、別の分野の視点からも参考になります。
書いたら、他の人に読んでもらう
プロフィール文は、書いた本人には、よく分かって見えます。だからこそ、他の人に読んでもらうことが大切です。1行目だけを見せて、「この人は何をする人だと思う?」と聞いてみてください。
返ってきた答えが、自分の伝えたいことと合っていれば、合格です。ずれていたら、1行目を、相手の言葉で直します。数人に聞くだけでも、気づきが大きく変わります。
更新のタイミングを決めておく
プロフィールは、一度書いて終わりではありません。実績が増えたとき、得意分野が変わったとき、対応できる範囲が変わったときは、見直しの合図です。
数か月に一度、見直す日を決めておくと、古い情報が残るのを防げます。プロフィールが最新だと、「いま動いている人」という安心感にもつながります。
見直すときは、プロフィールの文章を、声に出して読んでみるのもおすすめです。つかえるところや、長すぎて息が続かないところは、読む人にとっても読みにくい部分です。また、数か月前の自分と比べて、得意なことや受けたい仕事が変わっていないかも確かめます。変わっているなら、プロフィールも一緒に変えていきます。古いままだと、本当に受けたい仕事から遠ざかってしまうことがあります。更新のたびに完璧を目指さず、1か所だけ直す、という気持ちで取り組むと、負担になりません。媒体ごとにプロフィールを持っている場合は、まとめて見直す日を作ると効率的です。見直した日は、手元にメモしておくと、次の時期も決めやすくなります。小さな修正でも、続けていくうちに、自分の言葉が磨かれていきます。
関連する話題は、令和の総合商社の「自己紹介の作り方、交流会で強み3つと順番4つ」でも取り上げています(自己紹介の作り方、交流会で強み3つと順番4つ)。HYPEの公式サイトでは、ほかのテーマの記事もまとめて読めます(HYPE公式サイト)。

まとめ
プロフィール文は、入口の案内です。誰の、何を解決する人かを1行目に書き、得意分野、根拠、人柄、依頼方法の順に組み立てましょう。経歴は選んで要約し、媒体ごとに長さを調整します。まずは、1行目だけでも、相手の悩みの言葉で書き直してみてください。
出典
・個人情報保護委員会の法制度の案内
・消費者庁の景品表示法の解説
・ココナラの公式サイト
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