VIDEO 動画クリエイター 2026.11.06

BGM素材サイト比較|DOVA-SYNDROMEなど4つの違いと確認点

動画の印象は、映像と同じくらい、音に左右されます。ところが、BGMを探す段になると、無料で配布しているサイトが多すぎて、…

text: HYPE編集部

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動画の印象は、映像と同じくらい、音に左右されます。ところが、BGMを探す段になると、無料で配布しているサイトが多すぎて、どこから選べばよいか分からなくなる人は少なくありません。サイトごとに、集まる作曲者も、利用条件の書き方も、得意なジャンルも違うからです。この記事では、DOVA-SYNDROME・魔王魂・甘茶の音楽工房・YouTubeオーディオライブラリの4つのサイトを、同じ観点で比べます。順位はつけません。仕事の動画でBGMを使う前に、何を見て、どこを確認すればよいかを整理するための記事です。法律上の判断を示すものではなく、確認の手がかりとしてお読みください。

BGMサイトの比較表

図解1

比べる観点は3つです。そのサイトの特徴、条件を確認する場所、注意したい点です。まず全体像を押さえます。DOVA-SYNDROMEは、国内最大級のフリーBGMサイトです。多くの作曲者が楽曲を提供していて、動画のBGMとして使われることが多いサイトです。魔王魂は、BGMと効果音を配布しているサイトです。甘茶の音楽工房は、個人が制作したBGMを配布しているサイトです。YouTubeオーディオライブラリは、YouTube Studioの中で音源を探せる仕組みで、動画投稿とひも付いた形で使われます。
確認する場所も、それぞれ違います。DOVA-SYNDROMEは、ライセンス、利用規約、作曲者の欄を見ます。魔王魂と甘茶の音楽工房は、利用規約が中心です。YouTubeオーディオライブラリは、曲ごとに表示される条件を見ます。同じ「フリーBGM」でも、確認の入口が違う。この違いを知っているだけで、探す時間は大きく減ります。

条件は「サイトごと」ではなく「曲ごと」に違う

見落としやすいのは、条件がサイト単位ではなく、曲ごとに違う場合があることです。DOVA-SYNDROMEでは、曲ごとに作曲者が条件を設けていることがあり、ライセンス、利用規約、作曲者のプロフィールを確認することが勧められています。音楽利用ライセンスつまり、「このサイトは使える」という覚え方では足りず、「この曲は、この条件で使える」という単位で見る必要があります。
また、作業用BGM動画など、音楽が主体のコンテンツでの利用は禁止されています。BGMとして使うのか、音楽そのものを聞かせるのかで、扱いが変わるという点も、実務では大切な分かれ目です。魔王魂と甘茶の音楽工房の条件は、ここでは断定しません。規約の読み方として、商用利用の可否、クレジット表記の要否、加工の可否の3点を、使うたびに確認する前提で並べています。

名称が変わるサイトと、情報の新しさ

DOVA-SYNDROMEは、2026年9月15日付で「OpenTracks」へ名称を変更すると発表されています。よく知られたサイトでも、名称や運営の形は変わります。昔の解説記事の情報が、そのまま今の条件と一致するとは限りません。
これは、BGMサイトに限らない話です。規約や条件は、サイト側の都合で更新されます。「前にも使ったから大丈夫」という判断が、いちばん危ない。使うたびに、最新のページで条件を確認する。この一手間が、仕事で音源を使うときの基本動作です。

BGMの音量調整や書き出しには、動画編集ソフトも役立ちます。
→ 動画編集ソフト VideoProc Converter AI

音量バランスの基本

図解2

曲が決まったら、次は音量のバランスです。話し声のある場面では、BGMは声より小さく、言葉が聞き取りにくくならない程度に抑えるのが基本です。言葉のない場面では、少し音量を上げて、場面の雰囲気を作ることもできます。ただし、上げ下げの境目が急だと、聞く側に違和感が残ります。
確認の方法も大切です。スマホのスピーカーとイヤホンの両方で聞いて確かめます。片方だけで確認すると、もう片方で聞いたときに、声が埋もれたり、効果音が大きすぎたりします。効果音は、強調したい瞬間にだけ入れる。入れすぎると、全体の印象が散らかります。音量の判断は、機材よりも「聞く環境を変えて確かめる」習慣で決まります。

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フリーと書かれていても、条件は曲ごとに違います。使う前の確認が、後の差し替え作業を防ぎます。

フリー音源でも確認すること

「フリー」と書かれていても、無条件で使えるわけではありません。確認する点は4つです。仕事(商用)で使ってよいか、クレジット(作者名)の表記が必要か、動画の配信先に制限はないか、加工や長さの変更をしてよいか、です。この4点は、サイトが変わっても、曲が変わっても、毎回見る場所が決まっています。
あわせて、使った曲の名前、入手先、確認した条件を、メモに残しておきます。あとから依頼主に「この曲は、どういう条件で使っているのか」と聞かれたときに、すぐ答えられるかどうかは、仕事の信頼に直結します。著作権の基本的な考え方は、公的機関の解説でも確認できます。迷ったときは使わない、という線引きを持つことも、実践しやすい守り方です。

迷ったときの相談先

BGM選びは、動画の目的と配信先によって、確認すべき点が変わります。比較表は判断の材料ですが、条件の最終確認は、各サイトの最新の案内で行う必要があります。コミッターズでは、クリエイターの制作まわりの考え方や、素材・契約に関する進め方についてのご相談を受け付けています。迷ったときは、お気軽にお問い合わせください。

例で考えてみる(仮の場面です)

動画編集者が、お店の紹介動画に使う曲を選ぶ場面を考えます。候補のサイトを3つ並べ、ライセンスと利用規約の欄で、商用利用の可否と、クレジット表記の要否を見比べます。気に入った曲が見つかっても、その場では決めず、作曲者の欄まで確認します。選んだ曲は、話し声のある場面で、スマホとイヤホンの両方で聞いて確かめ、曲名、入手先、確認した条件をメモに残します。この例は仮の場面ですが、サイトを見比べ、条件を確認し、記録を残すという流れは、どの動画の制作でも、そのまま使えます。

イラストや文字素材の制作には、こちらのソフトも使えます。
→ イラスト・マンガ制作ソフト CLIP STUDIO PAINT

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使った音源は、曲名と入手先をメモに残す。あとから確かめられることが、いちばんの守りになります。

まとめ

BGMサイトは、特徴、条件を確認する場所、注意したい点の3つの観点で比べるのが基本です。条件は曲ごとに違い、情報は変わっていくものとして扱います。筆者としては、次の動画から、使う曲の利用条件を確認してから編集に入ることをおすすめします。

出典

・DOVA-SYNDROME|音楽利用ライセンス
・株式会社TRACKS プレスリリース「DOVA-SYNDROMEがOpenTracksへ名称を変更」
・文化庁|著作権

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